『平成25年度補正予算 ものづくり小規模事業者等人材育成事業』の助成金対象講座に、以下の講座が採択されました。
・金型入門・基礎ユニット
・金型実践ユニット(プラスチック向け・プレス向け)
本講座へ、製造部門で概ね5年以上の経験を有する社員を派遣される中小企業様は(所定の条件や審査がありますが)、受講料及び交通・宿泊費の3分の2の助成金が支給されます。
<例>大阪の企業様が社員を1名、本講座へ通学(2週間講座ですので13日間宿泊)された場合・・・
助成金無し:授業料約18万円+交通費約3万円+宿泊費約9万円=30万円が必要
この助成金は交通費や宿泊費へも助成されますので
助成金有り:授業料-12万円+交通費ー2万円+宿泊費-6万円=10万円の実質負担で通学可能になります。実に20万円のコストが削減できます。
しかも事前申請書が非常にシンプルで、簡単に応募できることもメリットです。
しかし、この助成金には取得条件があります。概ね5年以上の製造部門経験を持つ社員である事も1つですが、企業の資本構成(中小企業であることや株式構成に占める大企業、大企業役員の割合等)にも制限があります。
しかしこれらの制限をクリアされる場合、是非応募にチャレンジされるべきです。
1点、重要なアドバイスがございます。
本助成金は国の補正予算の枠内で動いていますので、仮に応募条件を満たしていたとしても『予算が無くなってしまったら、実質的に打ち切り』になります。
要は、『早い者勝ち』です。
締め切り日も設定されており、6/16に開始されるU1コースに確実に間に合わせるためには第一回締め切りの4/21が必須です(おそらく5/30の第二回締め切りでも大丈夫だとは思いますが、審査に2週間かかりますので保証できません)
U2コースであれば日程に余裕がありますが、これも予算がなくなってしまったら実質的に打ち切りの可能性があります。
とにかく、『早くに動き出す』事を強くお勧めします。
詳しい内容は、本事業の事務局である、一般財団法人 製造科学技術センターのウェブサイトをご覧下さい。
ご質問などがありましたら、本学の担当者からも概要説明可能ですので、ウェブサイトの『お申込み・お問い合わせ』コーナーや電子メール、お電話でお気軽にお問い合わせください。
(本記事の内容は、あくまで参考資料であり、助成内容や助成率等を保証するものではありません。かならずご自身(御社)にて問い合わせ先への確認を行ってください。本記事の内容について筆者および日本工業大学金型教育事業部は一切の責任を負いません。)